理事長のあいさつ
当院は、地域の基幹病院として高い機能を有し、患者さまやご家族に信頼され、愛され、満足していただける質の高い医療とホスピタリティ(思いやり)を提供することを理念としております。
1985年(昭和60年)には総合病院とし、1986年(昭和61年)には二代目理事長・院長に就任し理想的な療養環境、さらに診断・治療の根幹となる高度の医療機器を備え、当時の病院としては画期的な最新の病院として建設にも取り組みました。
80年を経た今、わが国の医療を取り巻く環境は大きく変化してきました。医療は当然のことながら患者さまの安心・信頼を確保し、疾病の治療のみならず予防を重視し、地域連携体制の構築のもとに患者さまのための医療提供体制づくりが求められています。また、一方では医療崩壊も進行し、医師、看護師不足や医療費の抑制による病院運営の困難さも大きな社会問題となっています。
しかしながら、当院では最新の医療情勢を受け入れつつ、医療人が求める医療の質向上、患者満足度の向上に力を注いでいます。
このような時期に医療の原点に立ち戻り、先人の知識や技術を今に継承し、医療従事者の士気を高めつつ、医療の模範となる病院づくりをめざして、今後も活動することを切望するものであります。
また、2014年(平成26年)に、第三次体制として、嶋田一成が院長に就任し、新たな医療情報システムなどIT化での開発に取組み、これからの地域包括ケアシステムの一翼を担うべく地域に貢献してまいります。
島田総合病院 理事長 嶋田 賢
院長のあいさつ
近年、医療を取り巻く環境も大きく変化し、医療圏の人口減少、少子高齢化、医師不足など問題は山積していますが、それぞれの役割の中、地域に根ざした医療を進めて行かなければなりません。
その中で、島田総合病院にはどういう診療科があって、どういう医師がいるのか、どのような検査、治療が出来るのかを住民の方々にもっと広く知っていただく必要があります。
私も銚子市医師会の理事として、地域の先生方や介護事業所また行政等との連携を深め銚子市の医療・福祉・介護との地域包括ケアシステム事業に貢献する所存です。
また、近隣の医療機関や先生方との協力を得ながら、医療圏の中での当院の役割を担ってまいります。
2011年(平成23年)度より、私の出身大学であります順天堂大学医学部の臨床研修協力施設として指定され、本院・浦安病院・練馬病院・静岡病院の4病院と、2016年(平成28年)度より聖マリアンナ医科大学医学部付属横浜市西部病院よりも研修医を受入れし、6年間で延べ150名の研修医が当院にて地域医療の研修を行っております。
また、2018年(平成30年)度よりは聖マリアンナ医科大学本院の研修医の受入れを予定しております。
地域の方々が当院に何を望むのかしっかり把握し、そのニーズに応えることで患者さまも満足し、職員もやりがいを感じられる病院をめざします。
院内では、「人を育てる」ことが大切であり、職員が医療資源となり全職員が地域貢献に努める意識を高めることで地域医療充実に前進してまいります。
今後とも皆さまのご助言、ご協力を賜りますようお願いします。
島田総合病院 院長 嶋田 一成