当ステーションは1998年に開設しました。訪問看護サービスは主治医の指示のもと、疾患により医療保険または介護保険を適用して、0歳から高齢者まで利用できるようになっています。指定居宅サービスを行う訪問看護は、要介護状態となった場合においても、その利用者が可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ、自立した日常生活を送れるよう、療養生活を支援し、心身の機能の維持回復を目指しています。
当ステーションは24時間365日サービスを提供する体制で住み慣れた地域や自宅で、より快適で安心して、安全な生活ができるよう支援しています。医療機器が必要になったり、医療処置があっても、自宅で生活できるよう支援し、最期まで自宅で過ごす看取りも行っています。
地域の高齢化が進む中、訪問看護の需要は大きく、居宅支援事業所や訪問介護サービス、またその他サービスとの連携において、一人ひとりの利用者さまやご家族の方へのケアが重要となり、かかりつけ医の先生方との連絡体制も大切にしています。また、行政との連携も密にしながら情報の共有に努めております。当スタッフの共通した姿勢は、サービスの質を高め、技術や知識を習得するための努力を欠かさないことです。
現在、2025年に向けて国が進めている「地域包括ケアシステム」は、高齢になっても自分の住み慣れた地域で住み続けることができるように必要なサービスを一体的に提供する仕組みを構築する計画です。
こうした中で、当訪問看護ステーションの役割も重要な位置になると思われます。今後は、当ステーションと他職種との連携を循環させ、医療・福祉・介護協働のもと住民の方々が適切なサービスを受けられる社会づくりに貢献していきたいと思います。